2021年の1月場所の相撲も始まり楽しみな時期になりました。2人の横綱が休場で非常に寂しい限りです。その分、大関陣が大いに場所を盛り上げて欲しいものです。また、この寒い時期は鍋ですよね。鍋といえばちゃんこ鍋。力士が食べているちゃんこ鍋ってどんな種類があるのでしょうか。部屋の見学と合わせ見てみたいですね。
スポンサードリンク
ちゃんこ鍋ってどんな鍋?
ちゃんこ鍋(ちゃんこなべ)は相撲部屋で日常的に食べている鍋料理のことで、「ちゃんこ」は、相撲部屋で「ちゃんこ番」の力士が作る手料理のことを言います。
力士は大きくなってなんぼですから、食べることも非常に大事になります。ほとんどの相撲部屋ではちゃんこ場は稽古場のすぐ隣にあり稽古が終わるとすぐに準備が出来るようになっているようです。
相撲部屋ではちゃんこ長とちゃんこ番の力士がいて班を作り交代制でちゃんこを作るとの事です。ちゃんこ番は幕下以下の力士が務めるのが普通ですが、入門したばかりの力士が作ることもあるそうです。
料理に慣れていない力士が作ると味が変わってきそうですね。ただ、素人的にはちゃんこ鍋であれば、具を煮込んでしまえば味つけは何とかなりそうですが。。
ちゃんこを食べる順番は、厳しく決まっているそうで、親方、関取衆(十両以上の力士)、後援会の方などお客さんが先に食べ、その後、幕下以下の力士や若い力士たちがちゃんこを食べることが出来るそうです。小さい相撲部屋は人数も少ないので一緒に食べることもあるそうです。
昔は、若い力士たちがちゃんこ鍋を食べるときには、具がなくなっていて、汁だけだったとい事もあったそうですが、今は皆が食べられるよう多く作っているようです。
昔はスパルタと言うか苦労することが美とされていた時代でしたからね。下積みで苦労することが大事みたいな感じですかね。
力士の食事は基本的に昼と夜の1日2食しか食べないそうです。
早朝から食事をせずに稽古が始まりお昼に終わります。お風呂に入り汗を流した後に昼ご飯となり、その日初めてのちゃんことなります。
取的の力士は朝5時くらいに起床し稽古の準備を開始します、お昼は早ければ11時半くらいからで遅い時は1時くらいになることもあるそうです。
夜のちゃんこは6時半くらいから食べるそうなので17時間くらい間があいている計算になりますよね。
力士は午前中だけ稽古しますので、お腹が空いて力が出ないのではと思ってしまいますが、これも慣れですかね。
スポンサードリンク
ちゃんこ鍋の種類
ちゃんこ鍋の味としては、大きく分けてちり鍋タイプと寄せ鍋タイプになります。
その中で、水炊き、スープ炊き(鶏のソップ炊きなど)、塩炊き、味噌炊きなど味付けにより色々あります。珍しいものには煮ぐい(砂糖と醤油で食材を煮込む)と呼ばれるすき焼き風のちゃんこもあるそうです。
相撲部屋では魚系のちり鍋が多いようです。鶏のソップ炊きも相撲部屋でよく食べられるちゃんこ鍋だそうです。
それぞれの鍋の違いについては以下の通りです。(WIKI調べ)
ちり鍋(ちりなべ)とは、白身魚の切り身を野菜や豆腐とともに水炊きにした日本の鍋料理である。煮汁には味付けをしない淡泊な味わいが特徴である。冬の季語でもある。
寄せ鍋(よせなべ)は、鍋料理の一つである。汁を入れた鍋に野菜や魚介類、肉類などの様々な材料を入れて煮込むものであり、地方毎に出汁や具材が異なり、多様な種類が存在する。
そっぷは、相撲用語で筋肉質・比較的痩せ型の力士のこと。「そっぷ」とは本来オランダ語「soep」、つまり「スープ」の事であり、ダシを取った後の鶏ガラに例えてこう呼ぶ。逆に太り型の力士はあんこと呼ばれる。
食事はちゃんこ鍋が多いそうですが、ちゃんこ鍋以外にも栄養を考えつつ飽きないように色々な料理を作るそうです。
最近は欧米風で洋食風のメニューも多くなっているようです。
あとは、外国人力士も増えているので食べられない食材もあるので、それらを意識して作るみたいです。
量も多く食べなければいけませんので作る方も大変ですね。
相撲部屋の見学出来るの?
色々調べてみると各相撲部屋で見学を受け入れているところが多いようです。
以下は浅香山部屋のHPに記載されてる内容です参考にしてください。
◆浅香山部屋 見学
http://asakayamabeya.net/practice_tour.html
<稽古見学について>
稽古の日程は協会行事や出稽古などの理由で、直前に変わる場合がありますので、 稽古見学を希望される方は、必ず、稽古見学希望日の前日にお電話にてご連絡を頂き、稽古の有無をご確認の上お越しください。日付指定希望や、メールによる確認、問い合わせはお受け出来ません。
見学者が多数の場合、お断りする場合もございます。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
<稽古見学中のお願い>
朝稽古は、力士達が師匠(親方)の前で真剣に取り組む場であります。稽古見学をされます方々は、十分にマナーを守り見学をお願いいたします。
最近は、海外からお越しになったお客様が見学されることが多くなりました。文化や習慣が異なる為、 戸惑うことは有ると思いますが、引率される責任者の方が、最低限の見学マナーなどを教えていただき、 お越しいただければと思います。(居合わせた他のお客様が、不快な思いをされることが有りました。)
あわせましてご理解の程、よろしくお願いいたします。
*見学中は携帯電話をマナーモードにして頂くか、電源を切っていただくよう、御協力お願いします。
<稽古時間の目安>
7:30~11:30 *最初の1時間程度は、準備練習になります。
ほかの部屋も調べてみました。一部を記載します。
朝日山部屋 https://www.ahy-sm.com/
荒汐部屋 http://arashio.net/tour.html
田子ノ浦部屋 https://tagonoura.jp/practice/
伊勢ノ海部屋 http://www.isenoumi.org/index.html
以下の相撲部屋も見学を受け入れているようです。
㏋が見当たらなかったので電話連絡して確認した方が良いと思います。
伊勢ヶ濱部屋
入間川部屋
追手風部屋
阿武松部屋
錣山部屋
高砂部屋
立浪部屋
その他、現時点で相撲部屋は44部屋ありますが、殆どが見学を受けいれているようです。
ただし、後援会に入会している人だけという部屋のありますので事前に連絡して確認が必要です。
また、以前はツアーがありましたがコロナの関係なので今は中止になっている見たいです。
ツアーでは稽古を見学した後にちゃんこ体験が付いているコースもありました。
今は中止ですが、コロナが落ち着けばまた再開されると思われますので是非参加してみてはと思います。
まとめ
相撲部屋の見学は、自分の好きな力士や親方がいる部屋など見学をしてみたい部屋が決まったら電話等で確認して下さい。
殆どの部屋が見学を受け入れているようですので、是非、見学してぶつかり稽古の臨場感を味わって下さい。
ただ、ちゃんこ鍋は通常の見学では体験できないので、ツアー等が再開した際にコースを確認してもらえればちゃんこ鍋の体験ができるかもしれません。
スポンサードリンク