最近優勝から遠ざかっている感じがする白鵬ですが、現在の年収はどれ位なのでしょうか。絶頂期は過ぎてはいるものの、それなりの勝ち星を重ねていますし、勝てば懸賞金も普通の力士より多くもらっているので相当な金額だと思います。その辺も含めて調べて見ました。
スポンサードリンク
相撲業界の給料の内訳は
大相撲界の給与は、月給や賞金を日本相撲協会から受け取ります。
月給はそれぞれの地位によって決められております。
全力士685人いる中で月給が支給されるのは十両までの70人。
その他は手当が支給されます。
力士の収入の内訳はこんな感じです。
1.月給
2.賞与・ボーナス
3.本場所特別手当
4.出張手当
5.力士補助金
6.力士報奨金
7.懸賞金
■1.毎月の月給は
横綱:282万円
大関:234万7000円
三役:169万3000円
幕内:130万9000円
十両:103万6000円
十両より下の幕下以下は基本給の支給はないです。
幕下以下は「力士養成員」と呼ばれ、給与と力士褒賞金は支給されない。
場所手当として本場所ごとに年6回支給される。
幕下:約15万円
三段目:約10万円
序二段:約8万円
序ノ口:約7万円
幕下だと年6場所なので6回しか支給されないのですね。
幕下以下は「関取」ではなく研修生の扱いとのことです。
なかなかつらいですね。
■2.賞与の支給
9月と12月に支給されるようです。
それぞれ1か月分の月給分、
賞与の年間総額は2か月分の月給。
■3.本場所特別手当
3役以上の力士に対して本場所毎に支給される手当。
年6場所なので6回支給される。
ただし、欠場した日数に応じて減額。
横綱:20万円
大関:15万円
三役:5万円
■4.出張の手当
出張の手当は3月・7月・11月場所の年3回支給。
35日分支給されます。
こちらも地位により違います。
横綱 宿泊費:8000円 日当:3000円
大関 宿泊費:7500円 日当:2000円
三役 宿泊費:6500円 日当:1600円
平幕 宿泊費:5700円 日当:1400円
十両 宿泊費:5300円 日当:1200円
■5.力士補助金
1月・5月・9月場所の年3回、髪結の補助金として支給される。
横綱から十両もまで一律2万5千円。
■6.力士報奨金
場所ごとに過去に残した成績に応じて支給される報奨金。
「持ち給金」といわれる支給標準額があり、力士の地位と成績によって金額が異なる。
年6回、本場所ごとに十両以上の関取に支給されるようです。
本場所の取組の結果勝ち越すと勝ち越し1点につき50銭を加算。
また顕著な活躍をした力士へは以下の特別加算。
金星:10円
幕内最高優勝(全勝以外):30円
幕内最高優勝(全勝):50円
給金額は持ち越せる。
負け越しや休場などでの減額はない。
支給額は、力士褒賞金に4000倍をかけた金額となります。
■7.懸賞金
懸賞を出す企業の支払いは6万2000円。
・3万円が勝利時の、のし袋の現金。
・相撲協会が必要経費として5300円。
・残りの2万6700円は納税充当金として積み立てられます。
大相撲懸賞金獲得10傑 夏場所千秋楽(2018年)
日刊スポーツ調べ
順位 | 力士名 | 本数 | 賞金額 |
---|---|---|---|
1 | 鶴竜 | 382 | 2165.9 |
2 | 白鵬 | 245 | 1389.2 |
3 | 栃ノ心 | 174 | 986.6 |
4 | 御嶽海 | 105 | 595.4 |
5 | 阿炎 | 78 | 442.3 |
6 | 逸ノ城 | 58 | 328.9 |
7 | 遠藤 | 53 | 300.5 |
8 | 貴景勝 | 52 | 294.8 |
9 | 琴奨菊 | 50 | 283.5 |
10 | 千代大龍 | 49 | 277.8 |
10 | 松鳳山 | 49 | 277.8 |
■その他 大相撲本場所の優勝賞金額
幕内最高優勝の力士には1000万円
十両優勝は200万円
幕下優勝50万円
三段目優勝30万円
序二段優勝20万円
序の口優勝10万円
幕内最高優勝したら、その他、自治体、企業からの金一封。
副賞としては海外も含めた各団体・個人から様々な商品が贈られます。
各場所それぞれ多少の違いはありますが、例を挙げると・・・
・ビール(1年分)
・牛乳(1頭分)
・梅干し(10万粒)
・野菜・果物(1トン)
・ガソリン(1年分)
・米(30俵)
・シイタケ(トロフィー一杯分)
・乳製品(トラック1台分)
・日本酒(1年分)
・高級腕時計
・車
・牛肉(一頭分)
■その他 三賞
殊勲賞:200万円
敢闘賞:200万円
技能賞:200万円
複数賞を一人の力士が受け取る例もあります。
スポンサードリンク
白鵬の年収はいくら
これらの事を踏まえると、どれ位になるのでしょうか。
・月給:282万円×12か月=3384万円
・賞与:282万円×2か月=564万円
・特別手当:20万円×6場所=120万円
・報奨金:1,789円(2016年)
1789円×4000倍=715万円
715万円×6場所=4293万円
・懸賞金:1389万円(2018年)
合計すると9750万円
上記とは別に優勝すると1000万円支給されるので年間3回優勝すると3000万円
それらを加算すると1億2750万円
その他CMの出演料が1本の年間契約で数千万を加算すると2億越え
ちなみに引退後のサポートはどうなっているかと言うと
・退職金(養老金・勤続加算金)
・懸賞金の納税充当金
・特別功労金(横綱・大関のみ)
なお、元朝青龍関は、引退時に
退職金3685万円
功労金1億2000万円
協会積立金と合わせて約3億4000万円が支給された見たいです。
他のスポーツ選手より手厚い感じです。
やはりサラリーマン見たい。
世界のトップアスリートの年収は
一方で世界に目を向けるとどうでしょう。
フォーブスは2018年6月5日、「世界で最も稼ぐスポーツ選手」100人のランキングを発表。
昨年6月1日からの1年間の収入が最も多かったのは
前回ランク外だった
元プロボクサーのフロイド・メイウェザー(約313億円)。
前回まで2年連続の首位だった
サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドは、今回は3位(約119億円)。
2位は同じサッカー選手のリオネル・メッシ(約122億円)。
過去18年間にトップの座に就いたのは、
メイウェザー、ロナウド、タイガー・ウッズの3人のみ。
(ウッズは今年、年収約47億で16位)。
最多は「NBA選手・米国人」
最新のランキングに入った100人。
11の競技で活躍するプレーヤーの内、米プロバスケットボールリーグ(NBA)の選手が(40人)。
2番目は、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL、18人)の選手。
野球(14人)、サッカー(9人)、ゴルフ(5人)、ボクシングとテニス(各4人)の選手が入った。
以下は内訳です。
日本人のスポーツ選手の年収は
1位 錦織圭 約37億(テニス)
2位 田中将大 約25億(野球)
3位 松山英樹 約20億(ゴルフ)
4位 石川遼 約15億(ゴルフ)
5位 ダルビッシュ有 約13億(野球)
6位 香川真司 約9億(サッカー)
7位 前田健太 約8億8千(野球)
8位 本田圭佑 約8億(サッカー)
9位 田沢純一 約7億5千(野球)
10位 長谷部誠 約6億(サッカー)
海外組が殆どですが、日本で活躍のスポーツ選手の年収はどうでしょう。
主にプロ野球選手で見ると
1位 金子千尋 オリックス 約5億 34歳
2位 菅野智之 巨人 約4億5千万円 28歳
3位 松田宣浩 ソフトバンク 約4億円 35歳
3位 和田 毅 ソフトバンク 約4億円円 37歳
3位 糸井嘉男 阪神 約4億円 36歳
3位 内川聖一 ソフトバンク 約4億円 35歳
3位 鳥谷 敬 阪神 約4億円 36歳
3位 攝津 正 ソフトバンク 約4億円 36歳
3位 バンデンハーク ソフトバンク 約4億円 33歳
3位 柳田悠岐 ソフトバンク 約4億円 29歳
3位 デスパイネ ソフトバンク 約4億円 32歳
3位 ゲレーロ 巨人 約4億円 31歳
他のスポーツ界のトップと比べると差はありますが、他がすごすぎ。
内訳を見ると純粋に競技で稼ぐ年収よりもスポンサー料が多い人もいます。
錦織選手はスポンサー料で33億です。
すごいですね。
強くなって広告効果が出る選手になるとこうなるのですね。
稼いでいる選手は使う方もすごいのでは?
相撲界で言うと
着物などの衣料費や交際費の出費も相当な金額になるそうです。
若い力士との食事では1回の食事だけで100万円を超えた事もあったそうです。
大相撲界のすごいところは十両以上は給料制なので一定の固定給が手に入る事です。
白鵬で言うと
月給、賞与、報奨金で年収8000万円以上
CM料を入れると休んでいても1億以上収入がある計算になります。
白鵬級になると年収はものすごいですね。
横綱になって直ぐに休場してしまった稀勢の里でも年収4000万はもらっている計算です。
だけど、短命だから辛いですよね。
スポーツ選手は大変だ!
スポンサードリンク