2017年1月場所ついに稀勢の里が優勝しました。2012年に大関に昇進してから約5年、過去に幾度となく優勝のチャンスがありながらもなかなか手に出来ませんでした。そんな稀勢の里ですがようやく優勝にこぎつけ地元茨城での優勝パレードも大フィーバーでした。
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2016年度の優勝(スポーツ別)チーム・選手
~プロ野球では~
◆セリーグ優勝 広島東洋カープ
25年ぶり7度目のセ・リーグ優勝を果たした広島東洋カープ
11月5日、広島市内の平和大通りで優勝パレードを行いました。
広島東洋カープの優勝パレードは1975年の初優勝以来、41年ぶりです。
約31万3000人(主催者発表)のカープファンが集まりお祝いをしました。
パレードは平和大通りの全長約3キロの距離を約40分かけて行われました。
先頭のオープンカー4台には緒方孝市監督、松田元オーナー、今季限りで引退した黒田博樹選手らが乗車。
選手、コーチ、トレーナー、湯﨑英彦広島県知事ら総勢約100人のメンバーで盛り上げました。
◆パリーグ優勝 北海道日本ハムファイターズ
序盤から球団新記録の15連勝。
福岡ソフトバンクとの接戦の末、4年ぶりとなるリーグ優勝。
6月24日の段階で最大11.5ゲーム差から奇跡の逆転優勝を果たしました。
11月20日(日)、札幌市内中心部で優勝パレードを行いました。
パレードは北3条広場前を出発点に、すすきの交差点までの約1キロ、駅前通を南進。
沿道には2006年の15万人に次ぐ13万8000人(主催者発表)の日ハムファンが集めりお祝いしました。
また、10年ぶりの日本一と言うこともあり大いに盛り上がったようです。
~Jリーグでは~
鹿島アントラーズが2009年以来7年ぶり8回目の優勝。
年間順位で3位でしたが、大逆転劇で優勝しました。
1月29日、茨城県鹿嶋市内で昨季の明治安田生命J1リーグと天皇杯の優勝報告会とパレードを実施。
FIFAクラブワールドカップではアジア勢として大会初となる決勝進出。
欧州王者レアル・マドリードをあと一歩まで追い詰めるた。
~ラグビーでは~
トップリーグ(TL)は、サントリーが4季ぶり4回目の優勝。
第54回日本選手権は、東京・秩父宮ラグビー場で決勝が行われ、サントリーが優勝。
4季ぶり7度目の優勝でTLとの2冠を達成。
~バレーボールでは~
全日本選手権最終日は25日、東京・大田区総合体育館で決勝が行われた。
女子は久光製薬が5連覇を達成。男子は東レが、3大会ぶり3度目の優勝。
~大相撲では~
◆大相撲初場所 千秋楽 結びの一番で白鵬を破り、稀勢の里が優勝。
初土俵から15年、大関昇進から5年でようやくつかんだ初優勝。
賜杯を受け取ってる稀勢の里の姿を見ていると既に貫禄が出てました。
父親・貞彦さんと母親・裕美子さんが観戦する中でよくやった!
稀勢の里の全取り組みを見て見ましょう。
1日目 ○宝富士
2日目 ○玉鷲
3日目 ○荒鷲
4日目 ○松鳳山
5日目 ○御嶽海
6日目 ○正代
7日目 ○栃煌山
8日目 ○隠岐の海
9日目 ●琴奨菊
10日目 ○照ノ富士
11日目 ○遠藤
12日目 ○勢
13日目 □豪栄道
14日目 ○逸ノ城
15日目 ○白鵬
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稀勢の里の優勝パレード
パレードは2月18日午後1時、JR牛久駅東口の「牛久駅東口」交差点からスタート。
稀勢の里関はオープンカーに乗って、ゆっくりとけやき通りを約630メートル進む。
「下柏田」交差点の手前の細い道をぶどう園通りまで約320メートル北上。
ただし、この区間は通過のみで観覧はできなかった模様。
ぶどう園通りにぶつかると、市役所までの約200メートルを再びパレード。
日本人横綱、稀勢の里を一目見ようと、人口約8万5000人の牛久市に約5万人の観客が集結。
警察や市職員ら約600人が警備にあたるほど大パニックだったそうです。
そりゃそうですよね。
人口の約6割が集まったのですからね。
祝賀会は午後2時半から同4時半までワイン醸造施設「シャトーカミヤ」で開催。
定員は1000人程度で、郷土後援会会員以外は牛久市民のみが対象。
参加費は高校生以上8000円、小中学生半額(大人同伴)、小学生未満無料。
一方、田子ノ浦部屋のある東京・江戸川区では小岩小学校で優勝報告会に出席。
稀勢の里は小学校に集まったファンに驚いた。
小岩小学校の校庭には約4500人が集まったようです。
小学生からの質問コーナーでは、
将来の夢がサッカー選手という男児が「稽古で苦しいとき、どんなことを考えてますか?」と質問。
すると「稽古はうそをつかないという言葉があるけど、必ず稽古した分、返ってくると信じている。
練習すれば必ず結果がついてくるので頑張って下さい」と名言を伝えたそうです。
イベントを主催した「江戸川区田子ノ浦部屋を応援する会」の中川泰一会長曰く、元々は小岩駅前で昇進記念パレードの予定があったとのこと。
ただ、稀勢の里の
「浮かれてる場合じゃない。
これからが大変なんです。
あまりちゃらちゃらしたのは良くない」
という意向をくみ、小学校での優勝報告会に変更しようです。
さすが稀勢の里ですね。
既に横綱の貫禄あり!心構えが違いますね。
ちなみに、民間調査会社が行う「都道府県魅力度ランキング」で、茨城県は昨年まで4年連続最下位。
稀勢の里も気になっていたようです。
「それは少し気になっていた。茨城にはいいところがたくさんある。少しでも多くの魅力を伝えて、どんどん順位を上げていきたい。牛久大仏とか牛久の良さも伝えて、茨城を盛り上げていく」とコメント。
パレードの後は、牛久市民栄誉賞も受賞。
受賞は88年ソウル五輪男子レスリング金メダリストの小林孝至氏以来、29年ぶり2人目とのことです。
授賞式では記念メダルのひもが短く、大銀杏(おおいちょう)に引っかかって入らなかった。
すると、母裕美子さん(62)の首にかけて大喝采。
親孝行ですね!
◆都道府県魅力度ランキング
民間シンクタンクのブランド総合研究所が毎年行っているもので、16年で11回目。
47都道府県と1000の市区町村を対象に「魅力的だと思うか」と5段階評価。
インターネットで全国の20~70代の男女約3万人が回答した結果を点数化する。
16年は、都道府県では北海道が8年連続1位で、茨城県の最下位は4年連続。
市区町村では、函館市(北海道)が3年連続で1位。
大相撲の最近のパレードでは
最近、大相撲の力士が行ったパレードを振り返ってみましょう。
最近では豪栄道が昨秋、地元大阪府寝屋川市でパレードを行いました。
寝屋川市(人口約24万人)のところ約2万2000人が集まりました。
琴奨菊が部屋のある千葉県松戸市で行ったパレードでは人口約49万人のところ約5万5000人が集まりました。
地元福岡県柳川市(人口約7万人)で行った水上パレードには約10万人が集まりました。
99年初場所で初優勝して大関昇進を決めた千代大海は、大分市初のパレードを行いました。
大分市(人口約44万人)の3分の1の約15万人が集まりました。
97年九州場所で2度目の優勝を飾った貴ノ浪は、故郷青森県三沢市でパレードを行いました。
三沢市(人口約4万3000人)にほぼ同数の4万人が集まりました。
稀勢の里応援のエピソード
稀勢の里の「出身地」を巡り、ちょっとした戦いが話題になっているそうです。
茨城県の龍ヶ崎市は2017年1月25日、稀勢の里に市民栄誉賞の授与を決め、牛久市も27日夜にも授与を決める。
相撲協会は稀勢の里の出身地を牛久と登録していて市民を挙げての応援となっているが、横綱昇進を決定付けた1月22日の千秋楽でのNHKの中継は龍ヶ崎市からで、出身の中学校に集まった市民の大歓声を映していた。
稀勢の里はなぜ「2つの出身地」を持っているのでしょうか。
牛久市HPに掲載されているプロフィールによれば、1986年7月3日に兵庫県芦屋市で生まれた横綱は、2歳のときから龍ケ崎市に住み、同市立の松葉小学校、長山中学校を卒業した。
牛久市に転入したのは中学2年の時で、02年2月に鳴戸部屋(千葉県松戸市)に入門した。
入門時に牛久に住んでいたことで、日本相撲協会は牛久市出身として登録している。
一方、牛久市と龍ヶ崎市は隣接している。
龍ヶ崎市民にとっては稀勢の里が住んでいた期間は牛久市より長い。
幼馴染や学友、恩師なども龍ヶ崎市に集中している。
よって、龍ヶ崎市が真の出身地だと思っている。
中学を卒業してすぐに入門したとはいえ、牛久市には両親が住んでいる。
帰省の場所であり「稀勢の里が戻ってくるとすれば牛久!」と市民は盛り上がっている。
龍ヶ崎市は稀勢の里を「龍ケ崎育ち 松葉小・長山中出身」と応援してきた。
出身中学校には12年に設置された「稀勢の里資料室」があり、中学時代の写真や卒業文集のコピー、全身パネルのぼり、などが飾られていて、市内のショッピングセンターなどに出張展示もしているとのこと。
本場所のパブリックビューイングも行われ、大勢の市民が集まり応援している力の入れようだ。
一方の、公式の出身地である牛久市は、大きな後援会があります。
17年2月9日に稀勢の里は横綱昇進の報告のため市役所を表敬訪問。
2月18日にはJR牛久駅東口けやき通りで、横綱昇進を祝うパレードが行われた。
極め付けは2つの市が市民栄誉賞の授与を行ったとのこと。
龍ヶ崎市は早々と25日に決定。
市にとってこの賞は初授与となる。
牛久市はあわてて市民栄誉賞の授与を決定。
牛久市曰く、前から決まっていたとのこと。
なんか複雑ですね。
いずれにしてもあまり変な争いはせず、みんなで盛り上げて行きましょう!
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